クール女子と大泥棒が恋すると、





伊緒side




ふー……



少し緊張した。



会えないと寂しい、って言ったけど、

会えないと会ったとき緊張する。

の方が大きい。




やっぱりちょっと元気なかった。



1時間も長居しすぎた……。


早く帰ろう……。




しばらく歩いていると、後ろから足音が近づいているのに気づいた。



少し振り返ると、男の人っぽかった。



ここは人通りも少ないし、誰かがいるだけで安心だと思った。







また前を向いて歩くが、一向に男の人はいなくならない。


もう結構曲がってるのにな……。


もしかしてご近所さん……?






そんなことを考えていると、ふと後ろから着いてくる足音の間隔が縮まった。



え、走ってる……!?




振り返ろうとしたその時、


私は地面に体を叩きつけられた。