クール女子と大泥棒が恋すると、





「おお、なかなか混んでる。」


パンチングマシーンには人が集っていた。


まぁ、文化祭にしてはユニークだからな。



「私やる。千歳もやろう。」


「えぇっ!?」



俺はいいけど、伊緒もやんの!?



まぁ、対人じゃないしいいか。



やる気満々の伊緒と順番待ちの列に並んでいると、

肩をトントンと叩かれた。



振り返ると、女子。



あれ……でも、他校の制服着てる……。



「よ。久しぶり。」



あれ……逆ナンだと思ったら、知り合い……?



「あ、5番さん。」



伊緒がその女子を見て口ずさんだ。



「えっ!5番!!?」


「当たり前でしょ!誰だと思ったのよ。」



5番は頬を膨らませて怒った仕草。



ていうか……



「お前……学生……?」


「失礼な男。あんたらと同い年なんだけど。」



まぢか……。


大人っぽいから絶対年上だと思ってた……。



結構衝撃を受けているが、平静を装う。


「なんで来たんだよ。」


「新見が行かないか、って電話寄越したのよ。

安心して。あんたの事がバレるような行動はとらないから。」



「ふーん……。」



なんで5番を誘ったんだ……?

新見さん。