私のとなり、俺のとなり。


私の中のどこかがブツンと切れた。

「あのねぇ……私あんたみたいな美形が大っ嫌いなの!!どこにそんな自信があるのかわからないけど、惚れてない!てゆうか惚れない!友達待ってるから早くそこどいて!」


肩を上下にゆらし、息を荒くしながら矢田直紀にそう言った。
捻挫したときの記憶がよみがえっちゃった。