「えと…遅くなってごめんなさい…」 「ああ」 「…!?怒ってないの?」 「そんぐらいで怒んねぇよ」 光輝は、中学の時からまたされるのは嫌いなのに…。 「あ、ありがとう」 「おう。もうすぐ電車来るから。急ごうぜ」 「う、んっ!」 私、変なことしなかったな…気に触るようなこととかしなかったかな。 それでもやっぱり怒らずに優しい言葉をかけてくれた光輝にホッとした。