2学期がはじまった。
あたしは体が重かった。

輝に会わなきゃいけないということが辛かった。

「おはよー」

あたしは教室に入った。
すぐさま真弓の元へ。

「おはよ。大丈夫か?」

と真弓の一言が嬉しいような辛いような。
あたしは涙をこらえて笑顔で

「大丈夫」

と一言かえした。


この日あたしは輝と目を合わすことはなかった。