☆悠サイド☆


「悠。悠は私を嫌いでも、私は悠が好きなんだけどな...」




そう言って泣き出す桃




俺は冗談だと思った



けど桃はないていた



「冗談!んじゃぁねっっ!!」



そう言って帰る桃




え?俺はどうすりゃいいんだ?




すると公園の近くに柚ちゃんが見えた




「俺は...柚ちゃんを大事にしたいんだよなぁ...」



そうつぶやき桃との思い出が
頭に流れる


一緒に公園で遊んだこと
怖いビデオ見て二人で泣いたこと
泣いてた俺を慰めてくれたこと
いつも俺を笑わせてくれたこと
お風呂に一緒に入ったこと
夜道を手をつないで歩いたこと
いつでもそばにいてくれて
いつでもそばにいると思ってた



「俺は...偽善者になるのかな?」



桃も柚ちゃんも大事なんて




そして溢れた涙



そのとき