Love Story

それから私たちは
好き同士だけど
付き合ってはいない
微妙な関係だった

いつものように
カラオケボックスで
だらだらしていると
和哉が隣にきて
覆い被さるように
私を抱き締めた

驚いて離れようとする私に

「もう少しこうさせて?」

と言った

とても幸せだと思った
付き合ってはいない
でもカップルのように
過ごした