放課後
「じゃあね林檎!また明日!」
「バイバーイ!」
美紗と校門で別れ、家へ向かう。部活見学は来週からと、少し遅め。なので今週は授業が終わったらすぐに帰れる。
家の前まで来たところで後ろから声をかけられた。
「林檎、おかえり」
「わっ…裕人!」
「って、いきなりなんだよ…」
佐久間裕人(さくまひろと)、家が向い合わせで、小さい頃から遊んでいた幼馴染み。
私は裕人を見ると、咄嗟に抱き付いた。
「裕人ー!!裕人ー!!」
「だーっ!そんなくっつくな!」
裕人に引き剥がされ、私は裕人に両手を握られていた。
裕人は大丈夫。勿論男らしいけど、怖くない。男子で唯一話せる。
「久しぶり?最近顔みなかったかも」
「そうだな、高校違うしな」
少し短めの黒髪に、私より頭一個分大きな背。ピアノを習っていて、部活はバレー部。
「じゃあね林檎!また明日!」
「バイバーイ!」
美紗と校門で別れ、家へ向かう。部活見学は来週からと、少し遅め。なので今週は授業が終わったらすぐに帰れる。
家の前まで来たところで後ろから声をかけられた。
「林檎、おかえり」
「わっ…裕人!」
「って、いきなりなんだよ…」
佐久間裕人(さくまひろと)、家が向い合わせで、小さい頃から遊んでいた幼馴染み。
私は裕人を見ると、咄嗟に抱き付いた。
「裕人ー!!裕人ー!!」
「だーっ!そんなくっつくな!」
裕人に引き剥がされ、私は裕人に両手を握られていた。
裕人は大丈夫。勿論男らしいけど、怖くない。男子で唯一話せる。
「久しぶり?最近顔みなかったかも」
「そうだな、高校違うしな」
少し短めの黒髪に、私より頭一個分大きな背。ピアノを習っていて、部活はバレー部。

