「だれよー!人が迷ってる、フガ!!」



こいつが後ろを振り向こうとしたから、
目を思わずふさいだ。なんでか、今こいつの目をみたらヤバイ気がするんだ。




「何言ってるかわかんねー。て、お前朝のヤツじゃん!」




わかってるけど、今気づいたフリをした。




「朝?あれ?君だれ?」



覚えてねーのかよ。いや、中城 伊吹とは気づかれてないからいいのか。それでも




「いや、ひっでぇな。せっかく運んでやったのに…ブツブツ。」

「そんなこと言ったってあたしまだ君のこと見てな…、