「「「キャーーー!!」」」
「だれか先生をよんでこい!」
ん?なんだ? 人混みをかき分けていく。
そこには、陶器のような白い肌、ツヤツヤと光る髪、長いまつげ。
すべてが完璧な美少女が顔を青くして、倒れている。
「おい、大丈夫か!?今保健室に運んでやるからな!」
体を持ち上げた。か、軽!つーかかわいすぎるだろ。絶対モテるよな、こいつ。
さ、早く保健室連れてこーっと。
「にゃかひりょ ひぶきぃ?」
「!?」
今、こいつ中城 伊吹つった?よく顔だけでわかったな。
つーか、こいつの顔どっかで見たような………、
気がつけば保健室の前にいた。
「失礼しまーす。」
返事がない。誰もいねぇのか。
