「あっ!そうだ、陸くん!」

私は、大事なことを思い出し、鞄をごそごそとさぐりだした。

鞄からそれを出すと陸くんに渡す。

「はいっ!これ!」

「なに?」

陸くんは、不思議そうに袋を開けていった。

中身を見ると。

「キーホルダー?」

とつぶやいていた。