わすれなぐさ 本当のすき。

日日がすぎ、1か月記念となる前の日の帰り道。
勇気をだして、陸くんに明日、どこかに行こうとお誘いしようと決めていた。

「あの、あの、あの、陸くん?」

「ん?」

陸くんが、振り返り、私の顔を見つめる。

「あのさ、、、明日、どこか行かない?」

「明日?なんで?」

「なんでって、えっと...えっとダメかな?」

なんで?って、やっぱり記念日は覚えてないんだね...
男の子は、そういうものなのかな?
私なんか、カレンダーに、ずっとマークしてあったのに。