次の日。

いつも、眠たいだけだった朝の通学が、

陸くんに学校で会えると思うだけで、

眠たさなんて、ふっとんで、

歩幅がひろくなる。

陸くんの力はすごいな

などと考えながら、思わず笑がこぼれてしまう。

学校に到着して、いつものように、

靴を履き替える

ジャラジャラ

えっ?

上履きの中には大量の画びょうが。

うわっ!

あまりの怖さに、上履きごと落としてしまう。

よく見ると、靴と一緒に一枚の紙が入っていた。

ゆっくりその紙を開くと、

"眞鍋 陸と別れろ"

とだけ書いてあった。