「佐奈、あんた、また、やってる」

美佳子ちゃんが、あたしに、呆れ口調で言った。

「今日は、なんか違うのーー、頭がおかしいのーー」

「あんた、今頃自分の頭がおかしいって気づいたの?」

「もーー!違うんだってば!!」

と、私は、勢いよく顔を上げた。

すると、どこからか、きゃー!っと黄色い声が聞こえた。
すると、ドアの方から、

「南さんいる?」

と声がした、南って、このクラスには、私しか...

そして、声の主の方へ顔をむけると、

えっ、りくくん!?