君想歌

先程とは違い焦点があった瞳は
センを捉える。


「おはよう。和泉ちゃん」

「っえ?寝過ごした!!」


笑みを浮かべたミツと目があい
跳ね起きる。


「ごめんなさい!!」

和泉が跳ね起きたせいで
コロンとセンが転がり落ちる。

「気にしないで良いのよ。
私もさっき起きたばかりだから」

ミツは和泉の寝癖のついた
前髪を手で直してやる。


慣れた手付きを上目使いで
見ているとミツはくすりと
笑いを漏らした。


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