君想歌

布団を身体の前で両手で抱いて
穏やかな寝息をたてている和泉。


その和泉の近くで腹を見せて
寝ているセンにも和泉の手は
回されている。


くぅくぅと、幼すぎる寝息に
思わずミツは声を出し笑う。


「んー……?」


寝惚けた声で薄目を開けた
先に映るのはミツの顔。


布団を引き寄せた和泉は
枕に顔を埋めた。


「もうちょっと……稔麿」


聞いたこともない
安心しきった声。


それを打ち消すようにセンが
和泉の身体に飛び乗った。


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