君想歌

「和泉ちゃんって。
一人で何でも考えちゃうのね」

「よく言われます」

咎める風でも無くミツは
言葉を続けた。


「歳三さんに似てるわね」

「土方と?」


少し驚いた表情で目を見開く。

「そうよ。
自分一人で、抱え込むところ」


『和泉は一人で何でも
抱え込まないでよ』


脳裏に浮かぶ吉田の
苦笑混じりの声と顔。


自分でも悪いクセと
解っている。

だが。

長年続けてきたものは
直せないのだ。


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