君想歌

ミツの安心できる温もりに
和泉は抵抗せずに身を任す。


「ふふ、きっと。
妹が居たらこんな気分なのよね」

「私なんかが妹だったら
大変ですよ?」


「あら宗ちゃんの方が凄いわよ?」


ミツは過去を思い出して
自信ありげに言う。


「歳三さんの着物に蛙をいれたり
着物の帯を町中でほどいたり」


ちょっと待って。

犠牲になったのは十中八九
土方だよね……?


「あ…はは」

顔を引きつらせて笑う和泉は
延々と続く悪戯の種類にただ
絶句していた。


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