君想歌

「近藤さん。
本当に和泉ちゃん貸して貰って
良いのかしら?」



「構わんよ。
なかなか良くやってくれるぞ。
仕事も早いし正確だ。
その上、総司を相手に出来る
数少ない一人だ」



他人が居る前で褒められ
困った表情を浮かべる。


端に座る山野の方がよっぽど
和泉より誇らしく見える。


「そうですよ。
和泉さんは自慢の副隊長です」

「八十八っちゃん!!」



顔をほんのり赤くさせ和泉は
近藤の褒め言葉に上乗せした
山野を凄い勢いで振り返る。


「だって本当ですもん」


しれっとした山野の態度に
暫く開いた口が塞がらなかった。


.