君想歌

願わくば。

ずっと隣に居たかった。


どんなに互いに愛してると
口にしようと。

その想いの大きさなんて
量れないから。

失って初めて分かる命の重み。

泣いて叫んで。

自分を傷つけ。

生きるのを諦めたくても。


助けてくれる仲間が居る。

一人じゃない。


稔麿はそれを教えようと
してくれたらしい。


「遺してくれた物だから。
真剣に向き合っていかないと
駄目なんだ」


しっかりした和泉の声を聞き
悠は安心した。

立ち止まろうとせず、
こうやって前に進む。


清々しい和泉の横顔を見ると
自然と悠は微笑んだ。


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