君想歌

何とも言い難い表情をしている
土方に罪悪感を感じる。


「土方が悩む事じゃ無いよ」

作り笑いを浮かべ器に残った
寒天をすくい口に運んだ。


「そうか、時間はあるんだ。
別に大した事じゃねぇ」

「そうだね」

「焦るなよ」


念を押すように繰り返し言う
土方は明里の言う通り優しい。

「屯所待機組が心配だ。
山南さんに言っとかねぇと」


頭を抱え溜め息を吐いた土方に
若干同情する。

沖田が居る時点で何か問題が
発生する。


屯所に帰ってきた土方が対応に
追われるのは言わなくとも
簡単に予想がついた。


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