君想歌

隣の手摺にもたれて和泉を
眼光鋭く睨み付けた土方。

「稔麿と繋がりがある時点で
処罰が下るでしょ、普通は」


膝に肘をついて和泉は笑う。

その笑いが切な過ぎて土方は
目を反らした。


「こっちの情報を少しでも
漏らしてたら死んでた?」

「おい」

「ずっと処罰待ってたのに。
私は稔麿のこと殺せなかった。
稔麿は自殺だったの。
これ言えば死ねる!?」

「和泉!!」


息を荒くして叫ぶ声は夜の闇に
響き渡る。


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