君想歌

「和泉には処分は下さない。
これは近藤さんの願いだ。
あと吉田と和泉との関係は
徹底的に隠す」

これが今後の方針だ。

立ち上がって部屋を出る、と
思いきや土方は廊下側の襖に
背を預けて煙管を吸い始めた。


「何で居るんですか」

最終的に和泉の隣に寝ることに
落ち着いた沖田は土方に問う。

「気分だ」


答えになっていない返事に
沖田は脱力する。


「心配ならそうと言えばいいのに」


「お前と違って俺はな。
はっきりと物は言わない
性格なんだよ」



土方の視線を辿れば確実に
和泉を気にしていると分かる。


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