沖田の言葉にまた和泉の目に
涙が溢れる。
顔を伏せている和泉の表情は
沖田には見えない。
吉田と似たことを言う沖田。
限界だった。
堪えきれなかった嗚咽が漏れ
肩が揺れる。
「稔麿が大切だった。
誰よりも好きだったのに!!」
叫ぶように想いを声に出した。
「ただ稔麿と会う前の日常に
戻っただけなのに。
どうしていいか分からない」
吉田稔麿は確かに存在していた。
それを無かった事になんか
絶対にしてはいけない。
「でも…でも」
流れるように過ぎる日々に
吉田の存在は溶けていく。
それが耐えられない。
「忘れちゃいけませんよ。
和泉はなんて言われたんですか」
「……約束守って…って」
沖田の手は背中をゆっくり
撫でる。
.
涙が溢れる。
顔を伏せている和泉の表情は
沖田には見えない。
吉田と似たことを言う沖田。
限界だった。
堪えきれなかった嗚咽が漏れ
肩が揺れる。
「稔麿が大切だった。
誰よりも好きだったのに!!」
叫ぶように想いを声に出した。
「ただ稔麿と会う前の日常に
戻っただけなのに。
どうしていいか分からない」
吉田稔麿は確かに存在していた。
それを無かった事になんか
絶対にしてはいけない。
「でも…でも」
流れるように過ぎる日々に
吉田の存在は溶けていく。
それが耐えられない。
「忘れちゃいけませんよ。
和泉はなんて言われたんですか」
「……約束守って…って」
沖田の手は背中をゆっくり
撫でる。
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