君想歌

襖にもたれ和泉は三人を
上から見下ろす。


まさか和泉から姿を見せると
思って居らず。


土方と山野は驚きを隠せない。

一方の和泉は気まずいまま
あの時終わってしまった
沖田と視線が交わる。


「あ、その」


言葉を濁らせる沖田に
二人は席を外した。


「謝りたかったんですけど。
和泉居なくて。だから来て」


もごもごと小さな声で言う
沖田に苦笑いを漏らす。


「別に良いよ」


沖田の隣に歩いてきた和泉は
腰を下ろした。


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