君想歌

部屋の前で土方と沖田で
帰れ、帰らないの争いが始まる。


次第に熱が入りどんどん声が
大きくなっていく。


間に挟まれた山野は頭の上で
飛び交う言葉と険悪な雰囲気に
どう介入するかを考える。


その間にも、

「何も用事がないなら帰れ」

「帰りません」


と、会話の繰り返し。


制止の声を上げようと山野は
息を吸い込む。


「うるさい」


それより早くに背後から
別の声が飛んだ。

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