君想歌

山崎が会津藩や所司代に
連絡に走り屯所を出ていき。


幹部会議は終わりに差し掛かる。


「近藤さんが率いるほうの隊が
万が一当たりの可能性もある。
腕の達つ者を三人以上は
連れていって欲しい」


まさかこんな時に限り。

普段会議に使う長州藩邸の
裏手にある池田屋を使うとは
思えないのだが念のため。


土方の言う通り二隊に
分けるのが得策。


首を少しの間、考えるように
捻っていた近藤は大きく頷く。

「総司、和泉。新八、平助。
この四人は欲しい」


「構わねぇ。これで決まりだな。
各自準備しろっ」


近藤の意見に間もおかずに
首肯した土方は手を叩いた。


.