君想歌

一向に口を割らない枡屋に
土方は脅しをかける。

「なぁ……。
足の裏に五寸釘打って。
火のついた蝋燭たてたら
どうなるだろうな?」


死ぬかもな、口元をあげれば
息を飲むか細い音が響いた。

俺が浮かべる表情は容易に
想像できる。


手に持っていた木刀を床に
乱暴に投げる。



逆さづりにして散々痛め付け。

木刀で殴り付け気を失ったら
水をぶっかけて起こす。


繰り返して分かったことは
古高俊太郎という名前だけ。


んな情報とっくに掴んでんだよ。


流れ落ちた汗を拭おうともせず
土方は不敵な笑みを浮かべた。


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