君想歌

突然同意も取らず強行する
行動は吉田は嫌いらしい。

「ごめん。驚かせた」

和泉の身体を引き起こすと
肩を落とした。

吉田なりに和泉の存在を最も
自然な方法で隠そうとした。


そう伝わるから吉田を責める
義理はない。


「別に良いよ」

「ふふっ。ありがとう。
じゃあ仕切り直しだ」


吉田は和泉の頬に手を当てると
優しく口づけをする。


吉田の着物を掴んで大人しく
身を任す和泉の腰を引き寄せる。

息が続かずに吉田の胸を押した
和泉に唇を離した。


「和泉が拒まないから。
俺の好きなようにさせてもらう」

慣れていない手つきで和泉の
帯を吉田はほどく。


いつの間にか自分を上から
見下ろす形となっている
吉田に深く溺れていった。


.