君想歌

和泉は俺の物、と俺様発言を
時々するため今更驚かないが。

「分かる人には分かる。
和泉が刀が使えるのが」


ひらひらと手のひらを吉田は
目の前で振って見せる。


着物の袖をめくれば稽古の時に
負った打撲傷などが残る。


「俺の前では守られてれば良いの」


包み込むように和泉を抱きしめ
吉田は呟いた。


「桔梗の花言葉は永遠の愛。
俺的にはずっと君を守るって事」

耳元で喋り続けていた吉田は
前に回ると和泉の唇と重ねる。

「俺が居るときには傷一つ
和泉に負わせたりしない」


吉田の目は真剣だった。


一点の曇りの無い吉田の瞳に
彼の背中に腕を回した。


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