君想歌

土方の部屋の襖を開ければ
開口一番怒声が飛んでくる。

耳を塞いで受け流せば山南が
言葉なく和泉に笑いかける。


「まあまあ土方くん。
縛り付けておくのは良くないよ」

「山南さん!!
こんな身体でほっつき歩いて
襲われでもしたらどうすんだ!!」
言い終わってから。

しまったと照れ隠しにか
土方は煙管を手にする。

「その点は大丈夫です。
現に斎藤くんと共に和泉さんは
帰ってきたでしょう?」


山南の助け船に感謝しつつ
和泉は土方の前に座る。


「頼みたい事がある」

「任務なら拒否はしませんけど」

「上等だ。
山南さん説明してくれ」


土方は山南を代わりとして
任務の内容を説明させる。


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