君想歌

不安、痛み……。


色々な感情が胸の中で揺れる。


胸に痛みも伴う混じりあった
感情。

どうしたら良いのか。

ワカラナイ。


「稔麿。私、居る」

「っ」

和泉は吉田の手を握り背を
優しく叩く。

無意識に止めていた呼吸に
ゆっくりと呼吸に深呼吸する。

引きずり出されかけた記憶は
和泉の温もりに抑えられる。


「俺、和泉居ないと駄目」

「うん。一緒」


崩れそうな心を支えられるのは
和泉しか居ない。


自分の弱さから目を反らしたい。


でも一緒に向き合ってくれる
人が居るから。


向き合ってみるのも悪くない。


「そうだ。和泉、手紙見た?」


和泉の頬を撫でながら
口角を上げた。


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