君想歌

時間をかけながらも着替えをし
和泉は山南のもとに向かう。


縁側でのんびりとお茶を飲む
山南を見つけ声を掛けた。


和泉の声に気付いた山南は
隣に座るように促す。


「無事で何よりです。
無理してはいけませんよ。
私の所に来たのは?」

山南はお茶を置くと和泉に
ここに来た理由を聞く。


「山南さんは桔梗の花言葉って
知ってますか?」


「知ってますよ」


ふわりと柔和な笑みを浮かべ
山南は答える。


「和泉さんの恋仲の方ですか?
桔梗の花言葉を聞いたのは」


一発で山南が当てた事に驚く。


「そうです。
人に聞いたら駄目だよって。
でも気になっちゃうんです」


むぅっと口を尖らせ和泉は
文句を言った。


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