君想歌

夕刻、局長室に幹部たちは
集まる。

滅多に無い局長命令のため
自然と表情が固くなる。

当然ながら和泉の姿は無い。


幹部では無い山野の姿が隅に
あった。


「今回の件は俺たちにも非がある」


近藤の言葉は痛いものだった。

ここに和泉が居たならば全力で
否定しただろう言葉。


間者が紛れてしまっているのは
組としては早急に片付けねば
ならない問題。


監察二人が見張る中、
対策は着々と練られた。


「この警戒の中です。
外部に連絡を取る人物は
すぐに見つかると思います」


沖田の考えに皆一様に頷いた。


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