君想歌

ジタバタするセンの首根っこを
掴み助け出す。

すると懲りた様子で和泉の隣に
センは寝そべる。


「そろそろ行く。眠くなってきた」

欠伸を噛み殺し和泉はセンを
腕に抱えた。

「一人で寝られねぇなら、
一緒に寝てやるぜ?」


ビシッ


センの手が土方の顔に容赦なく
当たる。

「痛ぇっ!!
分かった和泉には手を出さねぇ」

和泉専属番猫、セン。

土方に勝利。


「て、事でおやすみ」


しれっとして和泉は部屋から
出た。



「……」


部屋の前まで来た和泉は
足を止めた。


襖に背を預けて寝ているのは
三馬鹿とまとめられている三人。


藤堂を真ん中に永倉、原田が
隣に座る。


「お、帰ってきたか」


和泉の小さな足音を聞きつけ
寝ていなかったらしい原田が
目を開ける。


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