君想歌

ここは京の懐石料理で有名な
料亭としても知られている宿。

桜が見える一番良い部屋に
二人は通される。


窓の前まで歩いて行った吉田は
一息に開ける。


木で遮られていた視界が開け
高い位置から桜を眺めることが
出来るようになった。


「わぁ!」


その前に机に置かれた料理に
和泉は興味津々になっている。

「もぅ。花より団子?」

そう言いながらも吉田は
早くも箸を取っている。



「こんな豪華な料理滅多に
食べれないじゃん」


いただきます、と手を合わせ
料理を食べ始める。


とにかく屯所のご飯とは違い
桁違いに豪華。


組のお金が決して多いわけで
無いから当たり前なのだが。


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