君想歌

「へー。副長のくせに土方さん
甘いんですね?」

「いつから居やがった。
悪ガキ」


ケタケタと笑い襖の影から
姿を見せた沖田に眉間のシワを深くした。


和泉が居た場所に座ると
沖田は土方の背中を見つめる。

「総司。用事が無いなら出てけ」

沖田には言葉を発する様子が
微塵も見られない。


土方は何度言ったか分からない
言葉を沖田に向けた。


「嫌です」


「てめっ……殴るぞ」


大福を頬張り始めた沖田に
青筋を浮かべる。


ここ、俺の部屋だぞ?


「大丈夫です。
土方さんに殴られるなんて
恥ですから意地でも避けます」


「あぁぁっ!!くそっ!!
何が目的だっ」