細い路地で和泉は背の高い男と
対峙する。
微動だにせずに男を真っ直ぐ
見据えていた和泉の額に汗が
浮かんだ。
今更、後悔をしたって遅い。
効率的に長州勢を捕縛する為
隊を二つに割ったのは些か
間違いであったか。
大通りの方に散った輩を追わせ
手持ちの隊士は居らず。
『やばっ……』
隙が一つも見受けられない敵に
和泉は焦っていた。
幸か不幸か月は出ていない。
焦った顔は見えない。
しかし敵の動きが見えにくい。
「毎夜毎夜。
御苦労様ですね」
皮肉めいた言い方で話始めた
男に刀を握りしめた。
.
対峙する。
微動だにせずに男を真っ直ぐ
見据えていた和泉の額に汗が
浮かんだ。
今更、後悔をしたって遅い。
効率的に長州勢を捕縛する為
隊を二つに割ったのは些か
間違いであったか。
大通りの方に散った輩を追わせ
手持ちの隊士は居らず。
『やばっ……』
隙が一つも見受けられない敵に
和泉は焦っていた。
幸か不幸か月は出ていない。
焦った顔は見えない。
しかし敵の動きが見えにくい。
「毎夜毎夜。
御苦労様ですね」
皮肉めいた言い方で話始めた
男に刀を握りしめた。
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