君想歌

相変わらず凹みもせず
吉田に近寄ってくる高杉。



そんな彼を見て吉田は
次はどう沈めようか、などと
物騒極まりない事に頭を使って
みたりもする。


「で、晋作はさ。
何のようで此処に来たわけ?」


吉田は額を赤くした高杉を見て
鼻で笑う。



「新撰組の監察が此処に目を
付けてる。
それだけ知らせに来ただけ」


昨日忍び込んでたのは
新撰組だったんだ。


和泉の耳に入ったかな?


「晋作が出入りするからだよ。
今すぐ俺に斬られるか
出て行くか、選択肢をあげる」



傍らに置いた刀に手を伸ばした
俺を見て高杉は廊下に走り
出ていった。