君想歌

山崎の服装は仕事用の服へと
変わっている。


となれば監察方が動いている。


「最近、長州の輩の出入りが
増えてるのは知っているな。
そこで藩邸に身を寄せる奴は
少ないだろう。
潜伏してる奴等も見つけ次第
捕縛しろ」


だから精鋭部隊である一番隊が
呼ばれたのか。


一人納得していた和泉とは違い
沖田は不満そうにしている。


「総司?どうしたの」

「だって!!
仕事が増えたら睡眠時間が
減ってしまうじゃないですか」


真顔で訴える沖田に
額に青筋が浮かべる土方。


「総司てめぇ。
俺だって和泉だって山崎だって
寝る間惜しんでんだよ。
文句言うな」


呆気なく土方に一蹴され
沖田は肩を落とした。


「で、これが地図や」


山崎が畳の上へと印がついた
地図を広げる。