君想歌

言っておきますが。

才原悠の名は長州藩士として
耳にしたことがあると踏み
偽名の才谷悠を名乗っています。


実際のところ。

変わってないに等しいですが。



それよりこの男。
まったく警戒心が無い。


これは見せ掛けなのか?


俺達の後に着いてくる奴の方が
警戒しているように思う。


「斎藤、席を外せ」

「っ!?」


土方の言葉に斎藤は目を見開く。

だが副長命令。

すぐに部屋から去っていった。

「用件はなんだ?」

「和泉さんの事で少し」


悠は土方に先程の出来事を話す。


隠さなければならないことは
上手くぼかして、だが。