君想歌

和泉を見た途端、蒼白になって
ぶっ倒れそうになった稔麿に
激を飛ばす。


「呆けるな!!馬鹿が!!
俺ァ医者呼んでくる!!
止血したが血が止まんねェ!!
お前は寝かせろ!!」


強引に和泉を吉田の腕に
押し付けると外れた扉を
踏みつけ町へと走っていった。


「吉田はん。
部屋は用意してあります。
早くお嬢さんを寝かし!!」


晋作が止血した場所からは
血が落ちている。


手拭いで押さえながら女将が
用意した部屋に和泉を運ぶ。