君想歌

*高杉晋作*

長州に戻る前に酒でも、と思い
馴染みの遊郭へ行った俺は
天神からの情報に旅籠へ走った。


「吉田様の恋人を殺しはる計画
立てとるらしいんや?
内緒にしとこ思たけど……」


動きやがった。
桂さんが!!


旅籠まで全力で走ってると
急に近くで殺気が生まれた。


誰や!!との京言葉。


『和泉ってさ慌てると京言葉
出て可愛いんだよ?』


嬉しそうに話してた稔麿。

「胸騒ぎしかしねぇっ」


舌打ちをすると角を曲がる。