君想歌

「この着物な?
沖田さんが選んだんや」


着物の帯を結び終わると山崎は
和泉に畳に座り座るよう促す。

「へ?総司が?」


なんで総司が?
お金は?


様々な疑問が頭を巡る。


「姉ちゃん、女物の着物なんて
監察の仕事の時にしか
着いへんやろ?
せやから皆でお金出しおうて
買うたんや」


それを提案してお金を一番
沢山出したんが沖田はんや、と
話しながら山崎は和泉の髪を
結い上げる。