君想歌

ぽーんと荷物のように無造作に
投げられ受け身も取れずに
畳の上に転がる。


「山崎。頼む」

「任せとき」

短く言った土方に答えた声から
相手は山崎か。


よっと体勢を整えた和泉は
畳に胡座をかく人物の額を弾く。


「丞くん、ここ私の部屋。
女の部屋に入るな」

「副長に許可もろたし」

この部屋の持ち主は私だ!!と
突っ込み、刀を抜いた。


腰から抜いた刀を置くと、
肘をついて寝転がり山崎と
目をあわせる。

「お風呂入りたいんだけど。
仕事か何か?」


潜入の仕事か何かか?と
思うも違ったよう。