君想歌

今日熱が出て良かった……。


甘味屋で指摘されなかったら、屯所に帰ってただろうし。


星空も見れなかった。


「和泉が………なったら…」


小さく呟かれた言葉に
首を傾げる。


「私がなんて?」

栄太郎は答えずに和泉を
抱き締める力を強めた。


栄太郎も抱えていたものが
あったのか……?


「和泉は死んじゃ駄目だよ?」

「え?」

「絶対に俺の前から
居なくなったら許さない」