「ただいまー、疲れたー」 「おかえりー」 玄関で靴を脱ぎながらリビングでテレビを見ているお母さんに言う。 「部内戦優勝した」 あれから二回戦に戻りそれから三回戦四回戦とどんどん勝ち上がって優勝まで登りあげた。 「あら、すごいじゃない」 「そりゃまあ、キャプテンだもん」 私はキャプテンをしている。 そして詩織は副キャプテン。 それだけ言うと私は2階の自分の部屋に戻って行った。