理央はわたしを真っ直ぐに見つめるとゆっくりと口を開いた。 「純、入学おめでとう。 これから毎日、俺と一緒に登下校してくれないか」 うん、とうなずく。 「ありがとう、理央。 理央、大好き」 ぎゅっと理央を抱きしめる。 「俺も、純が大好き」 理央のあたたかさがわたしをつつんでいく。 強く、そして優しく…