「いったーい」 おでこを押さえて俺をにらむ純。 その顔もなかなか可愛いじゃんか。 俺は純の頭をぽんぽんとなでながら言う。 「ごめんごめん。大丈夫だよ、純なら。こんなに頑張ってるんだから …よし、純がリョッコーに合格したら俺がご褒美あげようじゃないか!!」 「ありがとう理央!よし勉強頑張ろうっ」 そう言うと純はまたペンを持ち、勉強を始めた。