「ゆうき、相変わらず団体行動大好きだな」 そう言いながら俺は振り返り、ノイズの正体と目をあわせる。 谷原友季。俺のクラスの女子のリーダー。 …とその取り巻き連中。 「…ゆうきって呼ばないでって言ってるじゃん」 口調に苛立ちが混ざる。 「ちょっと、ゆきに逆らう気?」 取り巻きの誰か(取り巻き1でいいや)が腕を組んで俺をにらむ。 いや、逆らうもなにも、最初から従ってもないんですけど!!!